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高橋 弘通 鍼灸師

1985年7月生まれ北海道出身。

臨床歴20年

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日本の野球好き。

初めに?良いのがあれば

首や腰の不調をはじめ、頭痛や自律神経の乱れに伴うさまざまな不調など、仕事が忙しく治療へ通う時間をつくりにくく日常生活に支障を感じている方の身体を夜間出張鍼灸という形でサポートしています。

施術だけで終わるのではなく、普段の生活の中で身体に負担をかけていることはないか、どのような過ごし方をすれば良い状態を維持しやすいのかなど、日常生活の過ごし方やセルフケアについても一緒に考えることを大切にしています。

また、「鍼は怖い」「刺されるのが苦手」という方にも受けていただきやすいよう、基本的に鍼を深く刺すことに頼らず、身体全体の状態を確認しながら施術を行っています。

主にご相談いただけること

  • 首・肩・腰など身体の不調
  • 頭痛やめまいなどの不定愁訴
  • 自律神経の乱れに伴うさまざまな身体の悩み
  • 疲労やストレスが抜けにくい状態
  • 日常生活や仕事による身体への負担
  • 日々の過ごし方やセルフケアについてのアドバイス
  • 忙しく治療院へ通えない方への夜間出張施術
  • 鍼が苦手な方への「刺さない鍼」を中心とした施術

鍼灸師を目指したきっかけ

私が鍼灸の道を選んだ原点は、10年間続けた野球にあります。

長く野球を続ける中で、ケガによって思うようにプレーできない選手を何人も見てきました。そこから「ケガをした選手を支えられるスポーツトレーナーになりたい」と考えるようになり、鍼灸の世界に入りました。

当時は、「痛いところやツボに鍼を刺せば良くなるのだろう」という、今思えばとても単純なイメージを持っていました。

しかし鍼灸学校でさまざまなことを学ぶ中で、現在の施術の基礎となる東洋医学的な考え方に出会います。

それは、症状が出ている場所だけを見るのではなく、身体全体の状態を確認し、その人がなぜ今その状態になっているのかを考える施術でした。

さらに、施術を教えてくださった先生から現場の話を聞く中で、鍼灸院を訪れる方が抱えている悩みは、首こりや腰痛といった筋肉の問題だけではないことを知りました。

頭痛やめまい、原因を一つに絞りにくい身体の不調など、日常生活そのものに影響を与えるさまざまな悩みを抱えている方がいます。

そこで私は、スポーツ選手だけではなく、「普通に仕事をしたい」「家族との時間を楽しみたい」「出かけることを不安に感じたくない」といった、ごく当たり前の日常を身体の不調によって諦めかけている方を支えたいと考えるようになりました。

それが現在の私の施術の原点です。


なぜ「夜間出張」なのか

鍼灸接骨院で働いていた頃、患者さんからよく聞いた言葉があります。

「通いたいけれど、仕事が忙しくて時間が取れない」

身体を良くしたい気持ちはある。それでも仕事が終わる頃には治療院も閉まっている。休日には家族との予定や、やらなければならないことがある。

結果として、自分の身体のことは後回しになってしまいます。

しかし身体の状態を整えていくためには、一度施術を受ければすべて終わり、というわけにはいきません。

必要なタイミングで施術を受けながら、生活習慣を見直し、自分自身でも身体を管理できる状態をつくっていくことが大切だと考えています。

だからこそ、「忙しいから通えない」という理由で身体のケアを諦めなくてもいい方法をつくりたい。

その答えの一つが、仕事を終えた後でも受けられる夜間出張鍼灸でした。

私が目指しているのは、いつまでも施術を受け続けなければならない状態ではありません。

最終的には、ご自身でも身体にたまった疲労やストレスに気づき、必要なケアを選びながら、自分の体調を管理できるようになっていただくことです。

私はそのためのお手伝いをしたいと考えています。


体調管理は「二人三脚」

私は、鍼灸による身体づくりはダイエットとよく似ていると思っています。

どれだけ効率の良い運動をしても、その後の生活でカロリーの高い食事を続けていれば、思うような結果につながりにくくなります。

身体のケアも同じです。

施術を受けたとしても、その後に身体へ大きな負担をかける生活を続けていれば、せっかく整えた状態を維持することが難しくなります。

だから私は、施術だけですべてを解決しようとは考えていません。

私が施術をすることと、患者さん自身が日常生活の中で身体を管理すること。

この二つが合わさって初めて、良い状態をつくり、それを維持していけるのだと考えています。

「良くしたい」という自分の考えと、患者さんの「良くしたい」との認識のズレ

施術を始めた頃、私は一つ大きな失敗をしていました。

「施術を受けに来る人は、当然、体調を良くしたいと思っている」

そう決めつけていたことです。

鍼灸師として施術をする以上、患者さんの体調を少しでも良い方向へ持っていく。それが自分の仕事であり、患者さんも当然それを望んでいると思っていました。

実際、患者さんに「体調を良くしたいですか?」と聞けば、「良くしたい」と答えます。

そのため私は何の疑問も持たず、身体の状態を確認し、改善するために必要だと思う施術や生活上のアドバイスをしていました。

しかし、ある患者さんとのやり取りで、その考えが完全にこちら側の思い込みだったことに気づかされました。

身体についていろいろと質問をしていたとき、その方から本音を聞くことができました。

「私は、ただ話を聞いてほしいだけなんです。体調が良くなってしまったら、ここに通う理由がなくなってしまう」

正直、私は戸惑いました。

私にとって「体調が良くなること」は施術をする目的そのものだったからです。

患者さんも「良くなりたい」と言っていた。それなら、同じ目的に向かっていると思っていました。

しかし、実際には違いました。

私は「身体の状態を改善すること」を目標にしていた。

一方、その患者さんにとっては、身体のことを話し、自分の話を聞いてもらうために通うことにも大きな意味があった。

同じ「良くなりたい」という言葉を使っていながら、私と患者さんが見ていたゴールはまったく同じではなかったのです。

ここで初めて、自分の失敗に気づきました。

私は患者さんの身体については一生懸命に聞いていました。

しかし、「この人は最終的にどうなりたいのか」という一番大切なことを確認できていませんでした。

施術者である自分が考える「良い状態」を、患者さんも当然望んでいるはずだと勝手に決めつけていたのです。

いくら施術者が「あなたのためになる」と考えて提案しても、それが本人の望んでいる結果と一致していなければ、患者さんにとっては押しつけになってしまいます。

そのズレを確認しないまま施術を続ければ、

「こちらは良くしようとしているのに、なぜ伝わらないのか」

「こちらの希望を分かってもらえない」

と、お互いに不満を抱えることにもなります。

それでは二人三脚とは言えません。

この経験以来、私は「身体にとって何が良いか」「その人がどうなりたいか」は分けて考える必要があると思うようになりました。

もちろん、患者さんが望むことであれば何でも合わせる、という意味ではありません。

鍼灸師として必要だと考えること、できること、できないことは明確にお伝えします。専門家として自分の考えを曲げてまで相手に合わせるつもりもありません。

だからこそ、施術を始める前に、

「どのような状態になりたいのか」
「何に困っているのか」
「何ができるようになれば、この施術を受けて良かったと思えるのか」

そこを患者さんと私の間で、できるだけ具体的にすり合わせることが必要だと考えています。

私がこの失敗から学んだのは、「良くすること」だけを考えるのではなく、「何をもって良くなったとするのか」まで共有しなければ、本当の意味で同じ方向を向いて施術することはできないということでした。

この経験は、現在の私が患者さんとの目標設定を大切にするようになった、大きなきっかけの一つです。

「理想の状態」だけが正解ではない

その大切さを改めて実感した患者さんがいます。

出産後に過敏性腸症候群と診断され、処方された薬を服用していたものの、時間の経過とともに以前ほど効果を感じられなくなっていた方でした。

小さなお子さんが活発に動き回る時期でもあり、ご自身が頻繁にお手洗いへ行かなければならないことで、ちょっとした外出にも不安を感じていました。

施術を続ける中で体調に変化が見られ、以前より薬の効果も感じられるようになったとのことでした。

施術者として考える理想は、そのまま身体を整え、できるだけ不調に悩まされない状態を目指していくことです。

しかし、患者さんと話を重ねていくと、別の選択肢が見えてきました。

今はまだお子さんが小さく、とても手のかかる時期です。

「薬が必要だったとしても、症状をコントロールでき、安心して子どもとの時間を過ごせるのであれば、今はその状態を維持することを優先してもいいのではないか」

という考えです。

必要であれば再び施術を行う。そのうえで、今はお子さんとの時間を大切にする。

これは、施術者が考える「身体にとっての理想」だけを押しつけるのではなく、その方の生活にとって何が一番大切なのかを一緒に考えられた経験でした。


自分の身体を、自分で管理できるようになってほしい

私が皆さんに提案したい鍼灸施術は、ただ「悪いところを施術して終わり」というものではありません。

まず、

「どのような体調になりたいのか」
「その身体で、どのような生活を送りたいのか」

という目標を一緒に確認するところから始めたいと考えています。

そして最終的には、患者さん自身が私と同じような目線で自分の身体を観察し、

「最近、少し無理をしているな」

「この状態なら少し休んだ方がいい」

「今はセルフケアで対応できる」

「今回は施術を受けた方がいい」

と、自分自身で判断できるようになっていただくことが私の理想です。

人生は長く、身体の状態も仕事も家庭環境も変わっていきます。

だからこそ、自分の身体を理解し、自分で体調を管理する力は、これから先の人生で長く役立つものになると考えています。

鍼灸を受けることだけが目的ではありません。

仕事も、家族との時間も、自分のやりたいことも、身体の不安を理由に必要以上に諦めなくていい状態をつくる。

そのために、施術者と患者さんという関係を越えて、同じ目標に向かうパートナーとして二人三脚で身体づくりをお手伝いすることです。

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